British & Ireland Lions 2005 by adidas

4年に一度のNewモデル！

Spec

メーカーとサイズ　：adidas / XXL
素材と生産国　：Polyester 100% / Made in China
入手先と価格　：www.rugbystore.co.uk / 定価
デティール　：ラグラン半袖
タッグ　：首に一枚、内脇腹に2枚

到着

Shirtを手にした最初の印象は「重い」

と言う訳で、伝票で見るとEnglandのrugbystore.co.ukより、12/2の発送で12/11に我が家に到着した
Socksもオーダーしたのだが、これのみ年明け発送との事

こんなカタログも添付

adidasの3代目Lions Shirtである

Shirt仕様

全景

基本構造として、ラグラン半袖短襟

スポンサーのチューリッヒが、ロゴのZのみで無く安心…
Zだけでは、Englandの「O2（オーツー）」の如き醜態となる所であった

首タグはこれだけである
中国製でコストダウンを意識したのかもしれないが
過去のモデルの様な、Lions専用仕様が欲しい所である

最近の紙タグは仕様が同じ

XXLで胸囲55inch(27.5×2)で140cm
最近のXXLにしては大きめで良好

1997Lionsは"XL"で54in(137cm)、脇の下も入れると58in(147cm)
この時代は今と逆で「ぶかぶか」が大流行の時代でした・・・

adidasロゴと、Lionsエンブレム、胸にはチューリッヒ

それぞれ刺繍の出来はアベレージだが、Lionsエンブレムは前回に比べ出来が良くなった気がする

2001Lions/トルコ製　今回の中国製の方が目が細かい

チューリッヒはプリント
ただ柔軟性アリ、だがひび割れ皆無とは言え無い

やや学術的に疑問が残るのがこの部分
実は袖のラインは袖先付近で前方にカーブをしているのである

その為、平面にするとラインは前に出ている
やや中途半端である
縫いつけは1本ずつである

今回のモデルの袖の3本線は、大成功だった1997南アツアーのモデルをイメージしたと言うが
袖のラインは直線である（当然の事ではあるが）

襟は後述するが、AB's2003と同じ仕様
襟が立つのでは無く、首に寄りかかるタイプ
ボタンは1つ
前立ては、1inの細いタイプ
襟の白と赤は生地の切替でデザインしている

ボタンはロゴ入り

背面にはライオンロゴ

2001は同じく首裏、1997は襟にライオンロゴが刺繍で入る

生地はClimacoolの扱い。やや？？

しかもプリント

特徴①　メッシュの多用

表裏の首～体側部にかけてメッシュ生地が使用されている
画像では黄色の直線で示したが、実際にはやや湾曲したラインである

このメッシュの多用は、このモデルの特徴でもある

完全同色の別生地なので、視覚的には目立たない

このアングルで見ると、体側に一枚物のメッシュ生地が使用されている
丁度袖部分を回りこむ造りである

上から見るとX（エックス）状にメッシュ生地が伸びている感じである

特徴②AB'sとの類似点

共通点が非常に多いこの2点

暗くて（黒くて）見えないが、襟の構造は同じである

　

このタイプはAB's2003で初登場

ただ、サイジングはやや異なる

AB'sはXXLで50in、Lionsは同じくXXLで55in
その差5in(12.7cm)

Lions2005の袖の長さと太さは異様である

上下逆ではあるが、体側に一枚物のメッシュを使用する発想も同じである

裏地

裏地全景

襟の裏は白
adidasとエンブレムは直刺繍の為に反転している

出来自体は平均点と言う所か
悪くは無いレベルで中国の技術力の向上が伺える

細身の襟は周囲をテープで補強して強度を増している

赤生地の切替縫製は表だけ

メッシュの部分と、袖ラインの縫い目もそのまま反転
縫製技術は低くなく綺麗なレベルである

内脇腹がタグの在り処
品番タグの裏は2次元バーコード
その下にスペアボタン

タグ自体は簡易な白黒物でややそっけない
裏はEUの各国表記で素材を明記

裏は各国表記で延々と洗濯説明が続く・・・

短パン

初購入の短パン、4年に一度と言う事で初購入である
2001物はトルコ製で￡25（未購入）だったが、今回は中国製で￡18と￡7（\1,400弱）のコストダウン
ただ、短パン=綿の世代の管理人にはやや驚きのポリエステル100％のRugby Shorts

エンブレムとadidasロゴは直刺繍
裏のチューリッヒはプリント、何故か短パンの同社ロゴはカラー

こちらの生地はClimalite
横から見るとこんな感じ

Inseam(股下長）は5inで何故か極東の弱小国で今だ大流行のロングパンツでは、もちろん無い
ポケット付き

タグ類は腰中央内側に集中
紙タグは共通

Polyester100%で薄手だが、丈夫な生地
裏は滑らか

広告はそれに対する規模や意図の分析出来る格好のツールである
前回2001時のそれと、今回の現時点での広告を紹介してみたい

前回も大盛り上がりで毎月特集扱い

Rugby Storeの生地ではあるが、商品数は前回この程度

（トルコ製）Shirtは￡50、Training Shirtが￡45と今回2005と同じ価格帯

前述したが短パンは割高

今月号のRW誌(England版）、未だにShirtの話題は出る

広告も豊富である

2001の時に比べ商品数は増大

　

扱いはやや小さい

総評：

まず、前提として来年選手がこれと同じ物を着るとは考えていないし、恐らくややタイトな物になると分析はしている。
（その答えはS12でNZ　TeamがどんなShirtを着ているかで明らかになる）

ただ、本レプリカは出来としては2001の水準を越えた仕上がりとなっている
それに対し価格は2001時と同水準である事はadidasの企業努力と見て取れる

トルコから人件費の安い中国へのここ数年来の製造拠点の移管
Rugbyと言うスポーツが各種プロモーションで向上したのを受け、販売戦略を練り
多品種大量生産販売で売上増とコストダウンを目標としているのが明らかに前回とは違う部分である

又、デザインについても基本的には満足（細かいいわゆる重箱的な所は除外し）のレベルである
2001年8月の重箱開設の最初のページの話題が2001Lionsで、既にその時に次回2005LionsのShirtデザインに関し
「宇宙服的な物で無い物」をリクエストしたが、この点が満足の理由である

今回は対戦相手のAB'sもadidasであり、adidas対決ツアーと言う初のMatch Upで
adidasではこれに関連した商品展開も既に企画している

Lions2005 NZ Tourは勝ち越すか負け越すか！？
と言う論点からは遠く乖離したRugby Shirt界の話題ではあるが
まぁ、それはそれ
4年に1度のNewモデルに"わくわく"するのも悪くは無い

04/12/13

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