ScotlandのRugbyStoreから流出CCC本物!
Spec
導 入
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先日紹介済みのScotlandの選手用本物3品
Rugby StoreがScotlandにある事から、同店のみの販売となった感がある
一昨年のEnglandにあるBobの店から
England/Nikeが流出したのと同じ関係か? |
まぁ、それはそれとして
管理人はこの3種の内、学術的見地から下記のWhite/Awayをオーダーしたのだが
何と届いたのは、下記のWhite/Training!
しかもこれは、Web Site上には出ていなかった、販売されていなかったShirtである!
なんたる怠惰な!
まぁ、これ実在するモデルではあるが・・・
色々迷ったが、これはこれで良しとし、返品交換はしない事とした
EU圏外なので17.5%のVATは免税になっており£42.55のまま! |
商品名も上記の通りで曖昧な管理が浮き彫りに、まぁWhiteと言う点では同じだが・・・
送料は£10は平均的としても、物自体が安い!格安の破格値である!
Soccer/Football界でも、本物の流失と言うのはもちろんあるが
その際は希少性(プレミア)が付加され価格がかなりの高額になるのが通例である
Rugby界ではこれが逆で、今の所格安になる傾向にある
学術的に歓迎な方向性である
既にLionsと同梱で1冊所有しているが、本品と同梱で+1冊 折り悪く、郵送でもう1冊到着・・・ 欲しい方居たら差し上げます |
前面仕様
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参考資料南ア本物
本品を手にし |
まぁなにより、安っぽくはある
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まぁ普通な紙タグ
この商品コードに意味があると思われるが・・・ バーコードの上2桁「94」はNZの国番号
日本の「49」と逆
裏話
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何故かAustraliaの話
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以下はAustraliaにて2003RWC前に初めてピチピチがお披露目された際の記事である
The jersey is the result of more than two years of research
and development and utilises an innovative fabric that makes the jersey
significantly lighter, but tougher at the same time. |
まぁ、開発に苦心した云々が書き記されているが注目は青字の部分である
「DuPont社の生地と、CCCのTemexRを使用・・・」と言う事である
つまり、複数の生地を用いて(このAus本物は)Shirtが作られている
しかし残念ながら、本品創意工夫は満載だが襟周り以外の生地は
袖も体側も身頃も皆同じ生地であるこれは何を意味するのか?
先に結論
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だらだら思わせぶりに検証するのも健全では無いので、先に時系列的に結論を明示
・RWC2003を控え、CCCはAus、Sco、Ire 3UnionのRWC仕様の選手支給品KitをNZの工場で製造開始 ・その後各Unionに供給/発送→サプライヤーとしてのCCC社 ・選手支給品中 Shirt(Jersey)に関しては2タイプ
・その際に、そのNZ工場で製造のHomeモデルだけは余分に生産し、"Authentic
Model"としてRWC中に市販を開始 ・ただ、何度も何度も書いているが、Ausのみ市販用に枠アリのエンブレムを使用→Sco、Ireはそのまま変更なし ・つまりScoとIreは市販のAuthenticモデルも選手支給品本物も同じ仕様であり、それらは主にUSAにて販売
・RWC後、一年経ちScotland Unionが在庫の余ったRWC専用仕様Shirtを払い下げ→Rugby Storeへ
・それらはクリスマス前に市販開始される(欧米で最も個人消費が高い時期)
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と、断片的な事実を基に管理人が行った推理だが、95%程は正解していると思われる
順序は前後するが、幾つか検証を行ってみる
市販Authentic/本物 Training比較
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以下の画像は管理人の学術的分析の為に、ni82400425氏が寄贈して下さった 本画像を根拠にRWC中に販売されたAuthenticモデルと選手支給品が この場を借りて御礼申し上げます |
HomeはRWC時にWRSで販売の物、SkyBlueのTrainingは今回RugbyStoreで販売された物
サイズ表記部は共にプリントだが、試合用のHomeはエンブレム類が直刺繍で袖に国旗
この辺りのタグも全く同じで、共にNZの選手用Kitを生産したNZ工場の出身である事を無言で示している
袖先ライン部はTemex生地を切替縫製している
この画像でHomeは複合生地で構成されている事が分かる
身頃(Body) / 型袖、体側 / 袖先 と3種の生地で構成されている
ちなみにこのHome Authentic、WRSで199USDと言う高値で販売されていた(ただ、それだけの品質はアリと判断)
今回の£42.55は本当にお買い得である(EU圏では17.5%のVATが入り£49.99)
何故USAで主に販売されたのか?
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実際管理人が知る限りでは、RWC中に販売開始のAuthenticモデルはWRSのみで販売が確認されている。
「もちろん同店のみ」とは必ずしも言い切れないが、USAである裏事情は幾つか推測される
1. |
恐らく、本当に少数生産であったのでそれぞれの本国で販売した場合 即完売が予想され
増産の予定も無いので |
2.
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CCCは急激に世界市場に進出した90年代にUSA資本が参入しており、同国と結びつきが強い |
3.
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WRSはUSA国内におけるCCCの代理店であり 又イスラエルやハンガリーのShirtを買い付けるような目を持った豪腕バイヤーが存在する |
4・
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通常レプリカを先行販売している為に、後追いで投入する事の不条理を懸念した |
と真偽は判然とはしないが、物流拠点のUSAに物を集中させ世界各地に対応する形式の方がスマートであったのかもしれない
総評:
創意工夫が感じられる作品は、いつでも野心的で魅力あふれている
ただ、それが手にして見るまでは分からない事もあると言うのも今回痛感
今回販売されたこのShirt類を購入された方は本当に幸運と言える
05/01/09