Argentina Rugby Jersey Past and Now
もはや避けては通れない「アルゼンチンジャージの現状」研究
アルゼンチンと言う国
- 南米のラグビーなんて詳しくは知らないが,つい先日クラブの「プロ化」が容認されたアルゼンチン,つまり今まではアマチームとEuroに出稼ぎの選手での構成でこの戦績
- 何故,ブラジルで無く,コロンビアで無くアルゼンチンのラグビーなのか?と言うのは,管理人想像のところ白人系国民の構成比の高さであると思う
- 主にインディオやスペインやポルトガル時代に来たアフリカ系民族の比率が多い国は,概してサッカーが盛んである
- *
- 逆に白人(ラテン系)系比率が高いのは,アルゼンチン,ウルグアイ,ベネズエラ等である
- ただ有名なマラドーナはインディオの血を引くマイノリティであるが・・・
- ラグビー=白人のスポーツと言うわけではないが,そういう線引きが出来なくもないし,理解がしやすくもある
メーカー
- 管理人がRugbyを始めた頃は,アルゼンチンとルーマニアは「大物食い」何て言われていた
- 事実ルーマニアは1988にウェールズを破るのだが,アルゼンチンについては詳しい事は把握していない
- ただ,気が付いた頃からアルゼンチンはadidasであった
- アルゼンチンのadidasは結構有名で,一時期を除き長期にわたりサッカー代表をスポンサードしていた
- 1978の自国開催優勝のWCの得点王マリオケンペスも,現在体重100Kgのマラドーナも当時はadidasを着ていた
- サッカーレプリカも,ヨーロッパ生産の物とアルゼンチン生産の物が2種必ず存在し
- おおらかで,温かみのある(粗野で陳腐)なアルゼンチン物は少なからず好事家の収集の対象となった
- で
- ラグビーに話しを戻すと,これだけ活発に活動しているArgentina-Adidasが自国内にあるのであるから,ラグビー代表もadidasであっても疑問は無い
- つまりEuroベースで無く,地元アルゼンチンadidasがサポートしていたと思われる
色(サッカーを参考に)
ラグビージャージのデザイン
- ラグビー代表は基本的に,ボーダー
- 「PUMAS」の愛称通り,プーマ(ピューマ)がエンブレムになっている
- (左)adidas文字ロゴの頃のジャージ,当時adidasが好んだ「エンブレム枠抜き刺繍」を南米でも採用していたようである
- (右)1999RWC時に販売されたadidasのレプリカ,恐らくこれはUK製であると思われる
- ただ,アルゼンチンラグビーレプリカのアルゼンチン製に関しては未確認であるが,出来が良すぎるのでアルゼンチン製で無いと判断
- しいて言えば,左の選手用非売品ジャージはアルゼンチン臭い
- イングランド襟なのに,ボタンが飛び出しているいい加減さが,更に疑念の色を濃くする
- 見極めは「水色の発色」で,一般的にアルゼンチンadidasの方が色が濃いのが特徴
- ただ,仕様がいつも均一で無く,ソックスデザインやボーダーのラインの処理の仕方(特に肩周り)
- 前述のエンブレムや,ボーダーのラインも1997シーズンは「細-極太-細」だった事もある(下記画像参照)
Topperの登場
- 2000の2月に何故か隣国ライバルのブラジルのメーカーTopperに変更!
- 日本が韓国のメーカーを採用するような不可解な事である
- 同時にVISAカードのキャンペーンに参画!(青空をバックにしたケサダのVISAポスター)
- ちなみにこのジャージ右胸の[Topper]ロゴは黒である
- ただこのジャージ発表会は綺麗なお姉さんがモデルとしてジャージを色っぽく着て,華々しい物であった
- 思っているより,アルゼンチンでは人気が高いスポーツらしい(観客参照)
- でも,クラブのプロ化が最近と言うのが何だか変だが,そこが南米たるゆえんであるのだろう
ジャージ構成
- ジャージが登場し2年近くなるが,さすがに日本がへんぴなのかアルゼンチンがへんぴなのか判らぬが情報は少ない
- ただ,管理人が読めもしない「.ar」ドメインのポルトガル語HPをいろいろ研究した所
- Home + Alternate/Sevens と言う基本的に2種構成になっている様である
- *
- それでもHomeはここ2年程で細部が変更になり
- Alt( =Away,2nd)ジャージは,何だか何種類もあり完全に把握は出来ない
- さすがに南米なので,何でもありと言うのは,サッカー物と同じである
HomeJersey
- ラグラン袖のジャージで半袖,長袖両方の販売
- 半袖も均一な生産体制に無いのか,ロゴも白黒両方あり又,裾のタッグも有り無しである
- 当初は半袖「両袖に袖に白三角水色二本線」で
- 長袖は袖に「白三角水色二本線無しの黒袖先」であったが
- *
- 最近は半袖も長袖と同じく,「白三角水色二本線」が入らなくなった様である
- 基本的に南米生産販売価格なので$55と安い
- サッカーではある事なのだが,Euro生産品を南米で輸入し,例えば日本円で5,000円程度で売ってもGDPが違うのでほとんどの人は買えない(貧しい)
- そのため,あえて1つのジャージをEuroと南米で生産し,南米生産品は3,000円くらいで南米や所得の低い国で販売すると言う戦略がある
- ただ,品質はやや,やややや,落ちるのはしょうがないところ
- このTopperジャージも,同じパターンなのかUSAでは見かけても,Euroでは見かけない
- でもこの先,昨今のアルゼンチンの活躍を受け,「南米から安く仕入れ,Euroで高く売る」店が増える物と思われる
- 首裏にTopperマークが入る
- 番号は白紺の2色物
- 最近では番号の下に名前が入るようになったそうである
- これは同じくアルゼンチンのボカ・ジュニオールズ(Nike製ジャージ)やドイツのBミュンヘン(Adidas)も採用しており珍しくは無い
- が
- 格好良くも無い
Alternate( =Away or 2nd ) / Sevens
- 現在確認されているのは,3種
- 良く解釈すれば,00,01,02用なのかもしれない
- が
- 悪く言えば,統一性が無い
- これは未確認,恐らく左の画像は最近流行らない「襟内側折」をしているものと思われる
- エンブレムが「枠無し」である
- これも??でエンブレムは枠無し
- 枠はあった方が良い
本当に$55であれば,学術的見地から「Home半袖三角有り」を入手したい気はある。
又,そろそろ£65!とか法外な値段でUKあたりで販売しそうな気配も感じる。今日この頃
ただ,2002年に翌年RWCがあるにも関わらず,Homeがモデルチェンジを節操無くする可能性はある。
01/12/09
以降修正随時
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