白いStormersの研究



2006シーズンのSuper14が宴たけなわであるが

酔狂な重箱らしく、全く無関係なStormersのAwayを掘り下げてみる

まず、Stormersと言うチーム自体どこから出てきた!?と言う学術的な話は避けて通れない

 

それにはSuper12の歴史を紐解く必要がある

アマチュア時代の1980年代頃からNZを中心に存在していた

クラブや国(Pacific Islandersな国々)の対抗戦のSuper6

1992南アのアパルトヘイト撤廃による国際復帰と合わせSuper10に拡大された

ただ、当時は

Australia QLD、NSWの2チームが毎年出場(固定)
2
NZ NPCの上位4チーム
4
南ア カリーカップの上位3チーム
3
前年のPacific Tri Nationsの勝者
Fiji、Somoa、Tongaの内1カ国
1
合計
10

のSuper10だったので出場チームは年度替りの顔ぶれだった

1996にプロ化が波及し、Super12に拡大

この時点で南洋チームははじき出され

NZは現在の地域をベースにした5つのプロチームが結成

Australiaは首都のACTを加え、3チーム

南アは同じくカリーカップの上位4チーム

で2005まで続く編成となった

その後1998から南アチームもカリーカップの地域単位では無く4つのプロチームに固定化された

 

StormersはベースのWestern Provinceとして1996のSuper10に初出場し(1997は不参加)

1998に「地域拡大」されたSuperクラブの"Western" StormersとしてSuper12に出場

初めて「Stormers」と言うチームが結成された

Super14の現在に至るという流れになっている

 


1996 (Super12初年度) 対オークランドで切れ端が見えます・・・ 

 

 

1998    

 

 

 

と言う訳で、Stormersとして初の出場を果たしたWestern Stormers

今と違い、派手派手サイケウェーブ超のRugby Shirt学の概念を超越したデザイン!

Western Provinceの青白に

Gold、Green、Redを加えた5色デザイン!

満州国じゃあるまいし、Shirtデザインはメインカラーは3色がMaxだと思っている

まぁ、この頃からadidasではあるのだが、Awayは青とGoldが反転したデザイン


* Western Stormers vs Highlanders*

どちらにせよ、当時のOtagoとデザイン酷似である

もしかするとこれが1シーズンでのデザイン変更の要因か?

いや、学術的に不可解なデザインが酷評されたのいだろう・・・

エンブレムも今とは違い、サーフィンのクイックシルバーの如きデザイン

 

このデザインに関してはレプリカ市販の情報皆無

あるとすれば、南ア国内限定で南アadidasから発売されたと思われる

 

1999

 

 

 

 

重箱では何かと登場回数の多い画像であるが

このシーズンから、南アチームにもスポンサーが付きWinfield Super12となった

StormersもAll Blackなデザインにエンブレム共々変更され

"Western"が取れただのStormersとなり現在のイメージが確立された

 

これがHomeで綿製セットインで管理人も南アadidasのレプリカを所有している

スポンサーもFedsureに変更

考えてみれば、このadidas短襟のStormersは1999の2月であり

何と重箱で「初」と認識していたAB's/adidasよりも先になる

これは新学説である


*1999 初代AB's/adidas*

この頃のAwayは今とは違いグレー

レプリカは南アのみで発売か?

2000

 

 

 

 

Poly、ラグラン化され現代風になったデザイン

管理人もレプリカ所有

このシーズンのみ、意味は不明であるが

エンブレム下に"MM/2000"と入っている

初の白Away、今尚続くパターンは2000に確立された

これに関しては、レプリカ販売の有無を確認していないが

南アのみで発売された可能性はある

黒のHome自体基本的に南アのみで販売された経緯もある

 

2001

 

 

 

 

前年より、南アSuper12はVodacomに変更され、これも今なお続く

Homeデザインは、赤が入るデザインに変更

同じく色反転のAway

レプリカも発売された

これに関して特質すべきはこのシーズンよりHome共々南ア以外で

公(おおやけ)にUSA、Euro市場でも販売された事である

又、同じadidasのNZチームに関してもAwayがあわせて販売されるパターンが確立された

Hurricanesの白は何故エンブレムも色反転させる必要があったのか??

2002

 

 

 

 

2002はマイナーチェンジ

スポンサーがInvestecに変更され、エンブレムを分断する様にチーム名が入る様になった

又、このシーズンのみ袖Patchは白枠無しである

Awayもそのままマイナーチェンジ

レプリカも変更された

しかし旧モデル(FEDSUREスポンサー)

自体は生産数が少なかったので投売りは行われなかった

 

2003

 

 

 

 

2003はモデルチェンジ

襟パーツこそデカイが、奇をてらわない正常進化のデザイン

ただ最後の普通サイジングとなってしまった

管理人も一時所有

 

又、このシーズンはadidasチーム中でStormersはHome&Awayのみだが

NZのadidas5チームは、Home-Away-Training-polo etcと関連商品がどっと販売された

基本的に1チーム3種の豪華構成!

2004

 

 

 

 

2004はピチピチ化である

同デザインでピチピチ化

ただ、これに対応するTight Fit/ピチピチなレプリカは販売されず

 

2005

 

 

 

 

2005はNZも含めモデルチェンジイヤーであった

白黒に徹したデザインに変更

胸は日本人的なスンゴイ美人モデルも登場し

華々しくお披露目会も実施

Awayは色反転

悪くないデザインである

レプリカも普通サイジングであるがHome/Away共に発売

Awayは南アのみで販売

 

もちろんadidas/NZチームもモデルチェンジであるが

特質すべきは、白ベースのAwayレプリカが販売されなかった事である

つまり学術的に白のAwayは南アadidasのStormersでのみ販売であった事を意味する

まぁ、こんな関連衣料は発売されたが

TrainingやAwayのレプリカは無しである

前回モデルが売れなかったのか???

もちろん実際にはTrainingもAwayも存在している

2006

 

 

 

 

未だ着用の機会は無いが、スポンサーと襟デザイン変更された

今期のAwayは発売されている

ただ、心なしか

肩ラインの終わりと袖先迄が短く

全体的に袖が細くなっている気がする

もしやTight レプリカか?

06/03/06

 


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