CCC「第3の波」


 

いつも退屈なCCCに面白い動きが出ていた

世界各地で展開されている動きを総合すると

ある一つの仮定が導き出されるのである

その「動き」とは3つで、あたかも各国から押し寄せる波の様である

2つの波は、既に起きている事象であって

「第3の波」はこれから起きる事象である

これを学術的に報告したいと思う

 

第1の波
From NewZealand
NPCのPoly化

 

 

NPCのCCC製ShirtにPoly化が進行している

選手用はもとより、レプリカにおいても100%PolyのShirtが販売されているのである

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基本的にこの様に、従来の綿Poly混紡と100%Polyが平行販売になっている

価格は同じと言うのが良心的?

Taranaki、BOPもPoly100%

Australia、Ireland、Scotland、SouthAfricaのNationalTeamが

未だに混紡なのを考えるとかなり先進的で特異である

又、これは「本家」CCC-NZの製造販売と思われる

関連余談


Auklandも現時点でレプリカは混紡だがAuk-Rugby氏の現地レポートによると

実際の試合では100%Polyを使用しているとの事



Leagueでは、2004NRL Stormで既にPoly化

練習着、カスタムメイドレベルでは既にPoly化(導入時期不詳)

 

 

第2の波
From Euro
Scotland、Ireland革命

 


2005に入り、それぞれHomeやAway、はたまたAuthentic迄

新たにリリースされた両チームであるが

ここに来て更に追加的に新製品が発売された

Ireland Training

まずは、これである

素材は何とPoly100%!

デザインが判然としないが、新たなパターンである

ご存知の方も多いと思うが

CCCは今夏より新たなTrainingウェア類を大量にリリースした

しかし、この中にも本Ireland Trainingのデザインは見つからなかった

不思議なデザインではあるが、何より今まではありえなかったNational Team

(と言うとHome Unionは語弊があるが)での初Poly Shirtと言う所に学術的な意義がある

 

Scotland
Training(混紡)
Sevens(Poly100%)

次に更に驚きのScotland2品

左のトレーニングは管理人が本年4、5月にかけて報告した

例の疑惑の一品である!

Scotland2005疑惑シリーズ 1  



本年4月頃から「世界最速」と銘打って

ebayにて出品されていたScotlandのHomeとTraining

管理人は疑惑シリーズで「限りなく懐疑的」と言う分析をしたが

その後Homeが本当にこのデザインでリリース

そして、今回Trainingもこのデザインでリリース・・・

果たして発売前のこれを数ヶ月も前に

ebayに流出させたSeller(売主)は何者であったのか?

工場の人間?CCCの人間? これに関しては謎のまま



で、このTrainingであるが、上記でも書いたが綿Poly混紡である

IrelandはPoly100%の生地であり、両者のデザインは全く違う

今まで一卵性双生児の様に「なかよし」であったので

この動きも学術的に特質すべき物がある

 

次にこのPoly100%のSevensである

これに関してはIrelandには現時点でリリースは無い

デザイン的にはこれらと同じであり

且つPoly100%と言うのが学術的に特質すべき点である

今まで、このデザインのシリーズは選手用本物、市販Authentic、レプリカ

全て綿Poly混紡生地のみであったからである

「もしや、その内・・・」と言うのは誰でも考える事である

デザイン的にも、過去にはHighlanderにあるまじき悪しきデザインで

Sevensに参戦していた事もあり

それを考えれば、学術的に随分とシャープなデザインになったと評価出来る

 

第3の波
From Australia
新モデルは如何に?

 

 

ここ迄を整理しよう

第1の波はNZに於ける「NPCのPoly化」

第2の波はEuroに於ける「Poly Shirtの登場」と「デザインの多様化」

である

そして第3の波のキーになるのは、未だ謎に包まれている

Australia WallabiesのNew Shirtである

 

先日報告済みであるが、RFUの"The"Rugby Storeに予告された

Australiaの新 Shirtのリリース

最近になり、Rugby Storeにも予告が登場

これにより、現行のIre、Scoと同じく

AuthenticとReplicaの2本立てでの販売が判明した

 

デザインに関しても管理人は

この流れ見れば「言わずもがな」と言う様な学術分析を行った

 

しかし、予想外にPoly化が進み

本丸のHomeやAwayで無いにしろSevensやTrainingで

ついにIreland、ScotlandにもPoly Shirtが登場した

 

ただ、これ迄の2つの波を学術的に分析した結果

仮定ではあるが、AustraliaのNew Shirtは

「Poly100%」且つ「新デザイン」で登場する可能性が出てきた

 

文章にすると些細であるが、実はこの2つはそれぞれ学術的に大きな意味を持っているのである

 

もし、Australia New Shirtが「Poly 100%」であったら

残念ながら、古き良き綿Shirt(ジャージ)時代の終焉を意味する

もちろんカジュアル、トレーニングレベルでの、綿製Rugby Shirtは残るが

主要メーカー中、最後迄素材に綿を使用する事にこだわったCCCが

その契約No1チームのAustraliaにPoly100%を登場させると言うのは

今後の方向性を宣言するのに等しい

すなわち今後のNational Team、Club Team等Topレベルの

順次行われるモデルチェンジでPoly製に移行すると言う事である

又、最後の「綿製Shirtメーカー」のCCCがPoly化する事で

結果的に主要なレベルの代表チームは全てPoly製Shirtを着る事となる

adidas、Nike、Reebok、Kooga、CT、Kukri、Samura!、Carisbrook、NZ-SR、Lenco、Kappa、Puma・・・ 

これら主要チームと契約しているはメーカーは既にPoly化済みなので

Topレベルでの綿Shirt(ジャージ)時代は、悲しい事に終焉を迎えるのである

 

もし、Australia New Shirtが「新デザイン」であったら

2006に予想される南アのNewモデルに大きく影響する

実はもしかすると、急に今秋に発売されてもおかしくないのである

以前にも、本重箱のどこかで書いたが

現代のRugby界は、レプリカ等の販売に関し商業的に先輩であるSoccer/Football界を踏襲し

2年サイクルでのモデルチェンジを繰り返している

基本的に起算点になるのは、World Cupである

つまり、大会前には必ず「おNew」で登場するサイクルである

 

本年New Homeモデルが登場したのは

Ireland、Scotland、England、France、AB's

であり、これらはRWCの中間年である2005年にモデルチェンジをし

2005-2007RWC「前」迄2年間、2シーズン使用するサイクルである

 

RWC2003で登場したモデルが2003RWC〜2005モデル

今年リリースされたモデルは2005〜2007・・・

次回2007RWCで2007RWC〜2009・・・

となっており、実は今年2005年はモデルチェンジには最適の年なのである

RWC
RWC
RWC
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
       

ただ、南アはちと半端である

2003RWC〜2004夏(TriNations前)迄はNikeのピチピチでラストモデル

2004夏TriNations(正確にはP.Islanders戦)〜TriNations終了の現在迄の1シーズンがCCC初代モデル

 

今年2005秋のモデルチェンジを見送り、来年2006に2代目にモデルチェンジを行うと

そのモデルは2006〜2007の1シーズンのみの短期政権モデルとなるし

 

このまま初代のままでRWC2007迄モデルチェンジをしないと

2004〜2007の3シーズンにも及ぶ長期政権モデル

となってしまうのである

RWC
RWC
RWC
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
Nike←
→CCC      
Nike←
→CCC    
Nike←
→CCC  

まぁ、各国でAustraliaが現在そうであるように

現行モデルのセールは行われていないので、今秋は無いと思われるが・・・

 

本題に戻るとする

もし、Australia New Shirtが「新デザイン」であったら

学術的に南アも新たなデザインで登場する公算が高い

 

逆にやはり管理人の当初の予想通り

このシリーズと同じデザインであったら

残念ながら南アも同じデザインで2007RWC前迄を過ごす公算が高いのである

理由として、CCC側から見て

2007に合わせ一斉に新コンセプトの新デザインの新モデルをリリースした方が楽であるし

2007RWCを睨んだブランドとしての統一的で戦略的な世界プロモーションが行えるのである

 

これが、第3の波である

どの様な波が来るのかは今もって不明ではあるが

この2005秋のAustraliaのNew Shirtのデザインがどうなるかで

2007RWC迄の展開が大体予想がついてしまうのある

綿ジャージ時代の終焉?? 南アShirtのデザイン??

学術的に色々な意義を持ったリリースと言える

05/10/01


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