Australia Wallabies 05-07 Home by CCC

遂に登場のボール無しエンブレム版は2007年に特売購入


Spec

 


Introduction

と言う訳で、ボール無しAuthenticである

道楽者の管理人でも£70は購入を躊躇する所であるが

今回はモデルチェンジ年の為、早めに見切りをつけた

「Theの付かない」Rugby Storeにて格安にて購入する事が出来た

2005年夏に問題を提起して以来折りに触れ指摘をしてきたが

モデルチェンジの2005秋に本品が発売になり1年半以上経ち購入した次第
(管理人はよほどの事が無いと定価で購入する事は無い)

事の発端は、この「ボール入りエンブレム」

実際adidas(Peerles)時代も、旧CCC時代も

Reebok時代も

枠が消滅したReebok2代目モデルも

その後のCCC時代も皆、エンブレムにボールは無い

推測や仮説は各所にて展開したが

実際レプリカでは


(左:CCC社のレプリカ用エンブレムデザイン原画 / 右:Reebok社のレプリカエンブレム)

 

ずっと「ボール有りエンブレム」が左胸に存在していた

が、それが2005秋に解消されたと言う事である

学術的にも、個人的にも非常にすっきりした次第


その後の学術研究によれば、91-96のCCC時代にNZにて生産されたレプリカは
Australia国内の例の制約を受けないので、正しいエンブレムが付いていた事が 明らかになった。

又、この2004-2007モデルは2種類存在し

エンブレムが前立て(襟テープ)の上か下かで2分される

大別すると「上」は登場時の2005秋の初期モデルで

以降現在迄は「下」となっている

本品は上の方

常づね、エンブレムは上方に位置する事を提唱する管理人にとっては満足

ただ、実際

こんな画像もあるので「下」物も生産販売された物と推測される

(これは学術的にはエンブレムもスポンサーもやや下過ぎるが)


紹介編

と、例により前置きが長くなったが紹介を行う

グリーンの切替や、筒状袖が特徴的である

パーツ構成の理由も有りエンブレム類は胸の極めて狭い面積に集中

入れ物類

左右に南十字製と「ボール無し」エンブレム

中央にCCCロゴ

どれも皆直刺繍である

このあたりはエッジもしっかりしている

 

胸のスポンサーはラバープリント

学術的にも航空会社はその国を表すには良い企業であり

非常にフィットしている

・・・まぁ所構わず中東の航空会社がスポンサーとなっている例もあるが

襟はボタン無し

襟そのものも高さは首裏の部分が1cmで一番幅の広い先端部で3.5cm

 

首タグは無く、直接プリントされている

それでも「TEAM REPLICA」としている部分にARUの意地が感じられる

TM(トレードマーク)登録が2000なのは、CCCと契約が再開された年なので

これはライセンスの絡みもあると思われる

サイズは、タイトに着るつもりは無いのでワンサイズ上の3XLをチョイス

ただ、これどこを今日胸囲とするかが難しい

通常脇の下の間を測るが、本品はご覧の通り脇が湾曲しているのである

その為、このあたりから測り始めると24インチ(胸囲48インチ/121cm)

管理人が着るとこんな感じで

普段着に着れそうなレベルである

2XLでなくて良かった

又、ここ迄良く見ると生地上に妙な陰影があるのが見て取れる

 

技術の進歩のなせる業であるが、Wallabieが透かしで入っているのである

生地織り自体がPC制御されている為にここ迄の事が出来るのだと推測されるが

不思議な事に、皆逆向きである

エンブレムは選手支給品(Player Issue)と同じにしたが、ここだけは差別化する

と言うようなARUの意地かもしれないが、余り気にならぬところではある

首裏にも存在

穴の大きさでデザイン画を再現するという

美術学校で習いそうな手法である

(実際「お札」のデザインもこの応用です)

生地は大別すると「Dot(点)穴メッシュ」と「線状メッシュ」


当然線状の方が空気の通りは良い

ただ、これも技術の進歩で一枚の生地上でパターンを変えて

Dotと線状が混在し、尚且つWallabieが居ると言う状況になっている

緑の部分は柔らかなPoly100%生地となっている

縫い目もこの部分はAverage

背面は、錘状のパーツに袖や体側生地が縫製されている

裾はPoly生地で縁取りされている

紙タグはセルロイドの表紙付き

まぁ、我が社は貢献しているので皆さんも買ってね

と言う様な事が書かれている


Introduction

裏地である

色生地を縫製しているので、完全色反転

入れ物銀座の裏側や如何に?

紙を当てるオーソドックスな工法で、ここも平均点だが

ここは頂けない、Poly78の生地であるから縁(ふち)を処理する事無く

この様に適当に縫っても綿と違いホツレはしないが

当初からこの様に作る計画であったのかは疑問視

少なくとも日本の基準では×である

その他はまぁ平均点

 

裏地は平織り(メッシュ無し)で左上の部分

表地はメッシュで下の部分

緑はPoly100%とまぁ良く工夫はされている

腰の部分にタグ縫い付け

洗濯表記と素材説明


NZ製との比較

本Australia05-07は中国製である

それに対し、管理人はNZ製の03Scotland Trainingを所有している

発売期としてはAustraliaが2005に対しScotlandは2003

方や「市販Authentic」方や「非売品PLayer Issue」と言う違いもあるが

共に3XLなのは共通

ただ、大きさや長さがかなり違う

襟の先端形状もやや異なり

先程の襟前立ての裏の処理はやはりNZ製に軍配が上がる

 

07/06/24


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