Bulls 06-07 Home by Gilbert

Gilbertで作った2007シーズンの優勝


Spec

 


Bulls 優勝迄

 

と言う訳で、優勝である

普通に試合をしていれば、Sharksが勝っていた試合なので棚ぼた優勝かもしれないが

南アのS14スポンサーがBullsスポンサーと同じVodacomなので

プロモーション的には良かったのかもしれない

ジャージデザインに関しては

思い返せば8年前の1999シーズン

訳のわからぬ腹エンブレムから始まり

グリーンベースの物に変更され

弱小時代の2001シーズンよりProvinceのBule Bullsと同じく青に変更

しかし、その後CCCになってからは左右非対称モデルや創意工夫無しデザインの

学術的に辟易させるデザインで失望させられていた

その後BlueBullsのサプライヤーのGibertが昨年2006シーズンより

BullsのShirtも作成する事になり現在に至る

そしてレプリカも販売開始

 

丁度このモデルの発売前の2006年1月

この単純デザインモデルからの脱却を提案する為に

こんなデザインを勝手に作成していたので

このGilbertのモデルが出た時は少なからず驚いた

 

又、ネット上にはこんな画像もあるが

これは袖の細さやカッティングから考えると選手用かもしれない


紹介編

 

 

と言う訳で全景

単純に前面と背面の生地と袖パーツの4分割なのできちんと平らになる

つまり、立体裁断や複雑にメッシュ生地を使用したハイテクモデルでは無いと言う事である

半身全景

位置としては適正で、スポンサーもやや上なので見栄え良し

実はこの部分両方とも昇華プリントと想像していたが誤りであった

Gilbertロゴは圧着フェルト、Bullsロゴは近年流行のフェルトとクロス生地の圧着であった


この手法が一般化したのは2003年からであるが、刺繍の方が有難味がある

 

Vodacomも昇華プリント

印刷してあるので、着用時に全く抵抗感(ごわごわ感)が無い

自社ロゴが隠れてしまっている首タグ

サイズは別タグ縫い付け

web siteは別段南アの物では無くEnglandの物

サイズはXXLで、まぁ50インチ(127cm)

タイトとかフイットと言うレベルでは無いが、XXLの標準が52か54インチなので

心持ち小さめ

襟は、ロゴ等の無い普通のボタンが1つ

又、首周りのテープや襟前立て(Placket)は綿製の生地

 

袖にはS14ロゴとスポンサー

S14は薄手のラバープリント

ただ、ご存知かと思うが非常に小さい

adidas/Stormersと比較してもご覧の通り

Stoemersと同じNZ/adidasチームが標準とすると

Bullsは小さく、Australiaチームはでか過ぎ(Huge!)

こちらのOASISは昇華プリント

 

又、首裏のロゴも昇華プリントである

 

昇華プリントである事

生地に直接印刷するのが、昇華プリントである

「ぺらぺらで安っぽい」「にじいみやすいので視認性が悪い」

と不評が多いが、近年の技術革新で複雑なデザインも

ここ迄くっきり印刷する事が出来るようになった

このNikeスオッシュもどきのデザインは不要とも思えるが

同社ロゴのX(エックス)を分割したものと思われる

この部分も昇華プリントで、よぉく見るとにじみがあるが視認性は悪くない

 

参考資料:Rugby Shirtのデザイン工法

@編む

・伝統的な工法で、生地を編む段階でデザインも編みこむ(セーターと同じ)

・手間、暇、コストがかかるが最もRugbyらしい工法

・「それ専用の生地」になるので、他製品への転用が利かないのが難点

・現在も主にボーダーデザイン(横縞)では用いられる工法

 
A各色の生地を縫製する
・近年の主流で、単純にその色の生地を縫い合わせてShirtを作成

・生地自体は他の製品にも転用が利く

・近年の複雑なデザインは巧みに生地をカッティングして縫製し生産している

反面小さなデザインやグラデーションには対応出来ない
 
B昇華プリント
・生地にデザインを直刺繍印刷する手法でほぼ全てのデザインに対応可能

生地には吸収性があるのでにじみか生じ、細かい文字文字等は視認性が悪かったが近年改良

・その気になれば、エンブレムもロゴも全て昇華プリント出来るが、そこまでやると安っぽい(J1横浜FC/Hummel)

・印刷する関係上、縫製する生地パーツを増やせないが反面コストと工数は抑制出来る

 

 

紙タグ

1枚ペラだが

選手着用品と同じであると謳ってある

まぁ、多分書き左の「袖が細く、筒状」の物が選手が着用している物と推察されるが

生地やその他の仕様も極端な違いは無いので、学術的にはあながち嘘とも言えない

後述するが、恐らく同じ南アの工場で生産されていると推察されるからでもある

個人的には、どうしても東映やくざ映画の高倉健とイメージがダブる・・・

 

裏話

 

裏地、4パーツの単純構造で全てのデザインは昇華プリントの為反転している

 

縫製は、B- と言った所

日本の感覚なら、これは不良品であろう

又、これらの作成時のシールがそのまま4枚ついたままであった

製造国

Englandから購入したが、予想に反し南ア製!

ここから1つの仮説が導かれる

まず、Gilbertに限らずどのメーカーも現地に工場を新設して製造を開始する訳では無い

現地のアパレルメーカーと提携し、そのメーカーが例えばGibertのブランドで生産を行うのである

重箱では時折登場する「OEM」と呼ばれる形態である

それで言うと、これは南アのどこかのメーカーが製造しているのである

ただ、生地の手触りが「いつかどこかで触った様な感触」であった

やや硬めで、角が白く色落ちする様な感じなのである

又、この部分

襟の前立ての先が少々余っているのである

 

これは、そうBulls2002/南アBarbarian製 と同じなのである

こちらの方がややラフだが・・・

又、選手用に関してもBlueBullsは南ア国内でしか使用しないし

Bullsもその半分は南アで試合を行う

普通に考えて、あえて国外で生産する必要は無いし

大メーカー(adidas)のプロモーションNo1チーム(adidas)の様に少数のハイテク高級仕様Shirtを

選手支給品として国外生産しているとは思えないので

結論として

南アBarbarian  2001〜02は南アの大企業MrPriceブランドでのOEM

 2003よりGilbertブランドのOEM及び  2006よりBulleのShirt生産

 並行し01/02のS12Bulls、03〜のBlueBlls、06〜のS14BullsのPlayers Issueも生産

と言うのが真相と思われる

 

裏話

本品、管理人が着るとこんな感じ

まぁ、その気になれる1着である

07/06/09


HOME - COLLECTION INDEX