British Lions 2001 Aus.ver XXL

2001Lionsの異端児!の長袖版


Spec

 


 


Aus.verのボタンはただの、ゴムボタンである

 



Hurricanes2001-02 も同じ表記


しかし実際は27インチ(胸囲54インチ=137cm)
これ位が標準のXXL実測値

 

 


比較検証

 

と言う訳で、おなじみの学術的比較コーナーである

下記3品、同じLionsのレプリカでありながら相違点存在している

2005Lionsの結果にも、世界の多勢にも何ら影響は無いが

今回も学術比較を行う事とする

 

Aus Ver S/S XL
(本品)Aus Ver L/S XXL
UK Ver S/S XXL

 

その@


同じAus Verの比較である

結論から言うと、半袖XLは2001Lions Tour前の製造で

長袖XXLはTour中、又は後の改良版である

学術的詳細は下記の通り



Aus Ver XL

-


Aus Ver XXL

 


内脇腹のこのタグは同じ



Aus ver XL S/S

Aus ver XXL L/S
首タグ1

半袖、長袖共に一番上はLions2001タグ
首タグ2


・しかし2枚目は相違アリ

・半袖はご覧の寂しいサイズタグ

・長袖は以降のモデルにも使用された汎用サイズタグ

 


そのA

 


Aus ver と UK ver

基本的に別物なので(同じレプリカなのに変な話ではあるが)相違は多い

同じく学術的詳細は下記の通り

 


Aus ver XXL

-


Aus ver XXL



同じShirtの同じレプリカなのに別物!?



襟の高い方がAus ver

 


左 UK ver - 右 Aus ver


本物はこれ位なので、既出ではあるがUK verが正解


上 Aus ver - 下 UK ver

 

枝葉末節な学術比較

首タグ



・UK verはLionsタグの下に、この時期adidasの標準である国旗サイズタグ

・Aus verはいささか出来の悪いLionsタグの下は、adidasで2001夏以降から使用され始めた新サイズタグ

サイズ

胸囲54in.(137cm)

胸囲約50in.(127cm)

・同じXXLではあるが、実測値は10cmも違う
素材

画像では判然としないが
58% Polyester
42% Cotton


UK verは表綿/裏PolyのClimalite、本物とは全く違う生地ではあるが以降adidasが多用した生地である

Aus verは混紡糸による生地なので表裏は同じであるが、どちらかと言えば綿の風合いが強いごわごわ生地

Climalite

・一応あるのと無いので違いあり
ボタン

・UK verはロゴ入りで、スペアボタン付き

・Aus verはただのラバーボタンで、スペア無し


今回の2005Lionsからは、ようやく中国製で一本化したと思われるが
前回はこんな感じで、未紹介のNZ verも含め
購入した国や地域で全く別物であった

 


そのB

 

 


生地構成の比較である

これに関しては、本物がどうあるのかが不明であるので学術的判定は難しいが

同じAus verでも改良されているのが一興である

 

   

Aus ver XL S/S


・脇の下の体側を境に2パーツ、これが左右で4パーツ
・前(胸)-後(背面)の2パーツとあわせて計6パーツ!の妙な張り切り仕様!

Aus ver XXL L/S


・同じく、脇の下ラインで分割もこちらは1パーツで左右で2パーツ
・前後の2パーツとあわせ計6パーツ
・同じAus verであるが、改良されている!

UK ver XXL


・UK verは計6パーツなので、Aus verはこちらに合わせたのかもしれない

 


総評:

まぁ普通に考えて、「adidasともあろう国際企業がこんなに品質の不均一があって良い物であろうか!」と言う感じであるが

このいい加減さが無かったら、当重箱は生まれていなかったのかも知れない

と言うのも、2001年8月26日の重箱開設時に最初に紹介したのは上記の「3種のライオンズレプリカ」がテーマであり

この事実に憤慨した管理人が多くの人にこの事実を伝えたくて、重箱を開設したと言うのが経緯である

今から思えばこの2001頃まではRugby界はまだまだ牧歌的であったのかもしれない

 

 

05/05/08


HOME - COLLECTION INDEX