SouthAfrica
2002-2004 Sevens Home by Nike
軽量生地のBoksでないSouthAfrica!
Spec
- メーカーとサイズ :Nike , XXL
- 素材と生産国 :Poly100%
, 中華人民共和國謹製
- 入手先と価格 :RugbyStore
, 45Euro(£30)
- デティール :セットイン 短襟 半袖
- タッグ :首1、内脇腹2
と言う訳で本品
Sevens専用Shirtの登場は2000シーズンからで
南半球の3カ国では一番遅かった
2002にNike勢北半球組がSevens専用初登場にあわせ
同デザインでモデルチェンジ
2003より市販開始
これはRugby Storeの見本写真
- 到着した本品
- Yellowが脇に入るボタン無し短襟デザイン
- RugbyStore画像は試作品の物であったらしく、深緑ライン(画像では黒に見えるが)や袖国旗等に相違点が見出せる
- 前面はこんな感じ
- 昨年一新の新エンブレムとスオッシュはやや中央寄り
- 右袖に南ア国旗(ちなみに本物は左右不統一)
- スオッシュは刺繍だが、その他入れ物はフェルト系ワッペン貼り付けである
- ちなみに7sチームはBoksでは無いので、SA RUGBYと入り選手着用分には加えてSevensである旨の刺繍が入る
現在新エンブレムではBoksのみがこれを使用し差別化
旧ロゴではBoksの愛称では無く、BoksにもSA RUGBYと入っていた
SouthAfrica 01-03 Home
- Castle Lagerもフェルト貼り付け
- 本品、この手のレプリカではおなじみのラバープリントが全く無い
- 胸囲は半身で25.5in(65cm)で胸囲は51in(130cm)
- フェルトワッペン縁の下に光沢のあるクロスを重ねる手法は下記のNikeピチピチモデルより採用
- あまり有難味があるとは言えず、又小さな文字や細い部分に関しては強度を懸念
うーむ 洗濯時は裏返す事を厳守か?
国旗も同じフェルト系の貼り付け
- サイズXXLの中国製
- タグから伸びる線は紙タグをつっているライン
特に見所の無い紙タグ
- EnglandともNZとも言えないボタン無し襟は、Nikeが2001にEngland、フランス、ツールーズで採用したデザイン
- ただ、根元の縫製が非常に簡単で、実戦で考えると引っ張られ破れる危険性は高い
2001Englandトレーニング
これも試作品画像で実際は襟のTab部は無い
- 肩の途中から体側の途中までを結んだラインで別パーツを縫製
- 普通に考えると「巨大なラグラン袖パーツ」になるのだが、この部分をメッシュとする事で上記の様に袖と体側を構成している
- 結果的に腕がある為に胸や背中に比べ非常に外気に触れにくい脇と体側の通気性が向上している
- ただ、このデザイン学術的分類はセットインである
- 首の付け根から袖パーツが無い限りはラグランでは無い→袖の研究、AB's2003RWC
- 濃い緑のテープと生地とメッシュと言う3種の生地で一枚のShirtを構成
- 後述するが、このテープはNikeおなじみの手法で
- この部分で生地を縫合し、その補強で上から縫い付けている
- つまりテープ=生地の縫合(張り合わせ)のラインなのである
- 画像では質感が無いと思うが、実は本品Rugby物には珍しい非常に薄い生地で作られている
- 類似の生地と言う観点から考察すると、NikeがFootball/Soccer物で2002から開始したCoolMotion(システム)の生地に酷似している
- 文章で表現するとシルクの様に極薄で軽量なのである
- Rugbyと言う競技の性格上、強度に疑問点は残る
- 15人制であれば難しいが7人制であればこれでも問題無いのか?又はレプリカだから薄いのか?
- 生地が薄い(軽い)と弊害として縫製が脆弱で生地自体ももろいと言う欠点がある
- 又、プレーヤーからみれば、軽くて薄いが、掴みずらく破けやすいと言う事になる
SA Boks 2002-03 Training
- 又この南アトレーニングも同時期であり、同じ生地では無いかと推測される
- 普通に考えてRugbyには、この軽量生地は試合に使用するShirtでは無く
- トレーニングの様なシーンで使用するShirtに使用するのが正論である
- 結論として、セブンスと言う競技の性格上採用に踏み切ったのであると解釈
- ただ、裏地を返すと工夫が見受けられるがこの点は後述
裏地全景
- 刺繍加工のスオッシュのみが反転している
- 縫製に関しては、同じNikeでリトアニア製の縫製を見ているためにこの中国製は平均点なのだと解釈
- 縫製の仕上がりが正しく成されていないと、適正な強度が保てないのである
- 管理人がこれは!と思った高度な縫製技術は日本製とイタリア製である
生地と縫い目がかなりいい加減なリトアニア製
- 襟は本当に御気楽な造りで強度には大いに不安
- 首裏のテープのみ特に縫製上意味を持たないデザインとして存在
- 他のテープの裏は生地を縫合しており、その補強として存在している
綿製ではあるが、ここまでやれば強度は十分ではある
- 腰の部分のテープ(ライン)もこの部分で生地を縫合してある
- 背面のラインもしかりで、生地の補強を行っている
- これは、先程のFootball/Soccer物には見られない手法でNikeがそれなりにRugbyで使用する事を念頭に置いた工夫である
表の光景
- タグはEngland2003RWCと同じくオランダNikeの販売による物
- 先日のEU拡大でより意味を成しそうな他国語表記
- もちろんアジア圏の言語は皆無
- 通常NikeJapan等の日本法人が代理店となり日本市場で販売する場合はこの手のタグの上に日本語タグを縫い付けて販売する
- 恐らく、このタグはEuro圏やこれらの言語の国で販売する際にその手間を省く意味合いがあるのだと思われる
左から Japan2003綿バージョン -
本品 - AB's2003RWC
- 100g単位でしか計測出来ない体重計で、上記3品を軽量の所
- それぞれ 600g - 200g - 400g と言う非常に判りやすい結果となった
管理人が着るとこんな感じ 中々良好なデザイン
総評 :
強度の部分ではやや懸念があるが、デザイン的には秀逸で15人制のBoksもRWC2003はピチピチでは無く、これで出場して欲しかった所である
今年の秋には新モデルになるのでは無いかと思われるが、リーグの様なくれぐれも襟無し丸首にならぬ事を祈るばかりである
04/05/06
HOME
- COLLECTION INDEX